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アフリカの大地に“ひとつの町”を創り上げる! 最高にクリエイティブなD.I.Yフェス『アフリカバーン』。

2014.02.16

皆さんは『アフリカバーン』というイベントをご存知でしょうか? 筆者も最近このイベントの存在を知り、非常にカルチャーショックを受けたのですが、超大雑把に説明しますと…アフリカバーンとは、南アフリカ有数の都市・ケープタウンから約300kmほど北上した場所に位置する「Tankwa Karoo National Park(タンクワ・カルー国立公園)」で2007年から始まった、年に一度開催される野外アートイベントのこと。

元を辿れば「ネバダ州のブラック・ロック砂漠に架空の町をつくり、参加者(約6万人)が共同で一週間のサバイバル生活をしながら思い思いにフェスを作りあげ、楽しみ、創造し、壊し、燃やし、片付けて帰る」という全米最大規模の奇祭『バーニングマン』から枝分かれしたインスパイア系イベントの一つで、本家バーニングマンと同様、年毎にアートテーマを決めて会場を設営し、参加者自身が場内でインスタレーションを行ったり、絵画や彫刻を制作したり、ミュージカルやパントマイム、楽器演奏にジャムセッション、プライベートな料理教室から巨大なレイヴパーティーまでをとにかく“D.I.Y”で開催。

最終日には映画『ウィッカーマン』よろしく、町の中央に設置されたイベントの象徴“ザ・マン”と呼ばれる人型のモチーフを燃やして大団円を迎え、各自が作り上げたオブジェクトや作品をすべて撤収し、一年後の再会を約束してまた日常へと戻る…という、非常にクリエイティブ、かつフリーダムな屋外イベントなのだそうです。

直近のアフリカバーン(2013年開催)の参加者は約7,000人。イベントの規模としてはまだ本家に及ばぬものの、会場となるタンクワ・カルー国立公園の敷地面積は1,436平方キロメートルとかなり広大! そして、「昼間は40℃以上、夜間は10℃以下にも冷え込み、ときおり強烈なサンダーストーム(強風を伴う激しい雷雨)にさらされる」というブラック・ロック砂漠をも凌ぐハードな自然環境にも関わらず、主催者サイドが準備するのは「トイレと(食料品保存のための)氷のみ」という本家バーニングマン・ルールを採用。そのうえ、本家イベントのようなWi-Fi設備や医療環境、冷暖房からシャワーまでフル装備のキャンピングカーも数えるほどしか出動しない…というアフリカバーンの過酷ぶりたるや…。調べれば調べるほどに「アフリカバーン=スタートアップならではの魅力に溢れた超エキサイティングな祭り(但し、同時に超ワイルドでもある)」という認識が深まり、筆者はワクワクが止まらなくなってしまいました。

そんな何もかもが気になりすぎる野外フェス『アフリカバーン 2013』って、一体どんなイベントだったの?ということで、今回は“バーナー(BURNER)”と呼ばれる参加者のみなさんがWEB上に公開したイベントフォトの一部をセレクトしてご紹介! 2013年5月1日(水)~5月6日(月)に開催されたアフリカバーンは、スイスの心理学者・ユングの言葉をモチーフにした「ARCHETYPE(元型)」をアートテーマに掲げ、巨大彫刻が設営されるなどしてかなり盛り上がったとのことなので、さっそく一緒にチェックしていきましょう!!


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こちらはDaniel Popper氏とChris Shelvey氏によるアートワーク『Reflection』。3階建ての作りで中に入ることができ、展望台のようにもなっているという、迫力満点のオブジェクトです。カ…カッコイイ!


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会場に入るとまずは各自でリビング・スペースを確保。テントを張るなり、ブースを作るなりして、快適に過ごせる空間を思い思いに準備するのだそう。電気も屋根もない別世界のような場所で、自分に向き合いながら過ごせたら…それだけで人生観が大きく変わってしまいそうな気がします。


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場内のあちこちで楽器が演奏され、歌ったり、踊ったり…。参加者一人一人が何かしらアクションを起こしている、という所も、このイベントの魅力なのかもしれません。皆さん「楽しもう!」「楽しませよう!」というオーラがとにかく凄いです。


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ここは広場のようなスペースでしょうか? バーニングマン系イベントには「基本的に金銭のやりとり or 商売をしない」という暗黙のルールがあるらしく、物々交換や献身といった“見返りを求めない善意の行い”でコミュニティが回っているのだそうです。参加者の意識の高さに加え、初めて会った者同士が友人となり、助け合わなければやっていけない…という過酷な環境が相乗効果を生むのでしょうね。


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ああ、楽しそう…。


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アーティスト“T.N.T”による作品『Archeclan』。こちらもかなり巨大です! どの作品も茶色いですが、やはり最終日に“BURN(償却)”するため、燃えやすい素材を選んでいるのでしょうか? それにしても一週間後には跡形もなく壊してしまうというのに、いっさいの手抜きを感じない作品群…この準備に、どれほどの時間と労力を費やしたのでしょう。


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上空から見た会場の様子。夜は真っ暗になるため、迷子にならないよう会場中央に目印となるオブジェクトを建て、それを囲むように路地を作り、町を設計するのが定番のようです。


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会場内に「商売をするためだけに来た参加者」がいないため、ブースの運営などは参加者が持ち回り&交代で行うのだそう。この雰囲気どこかで…巨大バザーのような感じでしょうか?


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広い場内を移動するため、皆さん乗り物を準備しています。こちらは定番人気の三輪車、疲れたら運転手交代…みたいな感じで移動するんですかね?


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こちらは2人漕ぎタイプの四輪車。こうやって誰かと移動しながら一週間過ごすだけで、かなり親密になれそうな気が(笑)。


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なかにはマウンテンバイクを持参してくる人も。大道芸人の方でしょうか?


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こちらは渋カッコイイ、オートバイ連結型。デコレーションがハンパないです!


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かと思えば、可愛らしいウサちゃん型ルームシューズや…


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どこかで見たようなティーポット型オートバイなど、気合いの入った改造バイクもちらほら。


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なかには“超人力”を貫くツワモノも…。分類的には「ドクター・中松タイプ」とでも言いましょうか。


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このように遠目から場内を見渡してみると、あちこちにアートが飾られ、人々が楽しげに行き交っていることが分かります。ずっと何年も前から存在する“本当の町”のようですね…。


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しばらくのあいだ夢に出てきそうな、インパクト大なアート作品もあったりします。


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なんだかとてもアクロバティックですが、これはもしや「エアリアル・ヨガ」というやつでしょうか? 見た感じ「シルク・ドゥ・ソレイユ」みたいでおもしろそうですね…。挑戦してみたいなあ。


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あまりにも会場が広大なため、一列に並んだ布がそよそよと揺れたり、上空の風船がフワフワ飛んでいたりするだけでも絵になってしまうというミラクルな環境。


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筆者はフジロックでこういう方を見かけたことがあるのですが、こんなに作り込まれた衣装(装置?)を見るのは初めてです。完成度がまったく違う…。


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とにかく一筋縄ではいかない参加者たち。皆さん基本的に「傍観者ではいられない」という、クリエイティブシンカーなんでしょうね。


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RPG(ロールプレイングゲーム)から抜け出してきたかのような2人。どの方も仮装にかなり気合い入ってます!


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会場には、日暮れとともに別世界が訪れます。一面の美しい夜空! そして、寒さとの闘いがはじまります…。


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電気がないため、夜は本当に真っ暗闇になるのだそう。そんなわけで場内だけでなく、乗り物やテントにも灯りが点り、一気に会場は華やかな彩りに!


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だだっ広い平野で朝まで爆音レイヴ。「広い」「デカい」というだけで、ただただ楽しい! これもまた、野外イベントの醍醐味ですよね。


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夜になると、通路も人も七色に光っています。


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こちらのアート、ライトアップされるとさらに迫力が増しますね! 写真で見てもハッとするほどのインパクト!!


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こちらは、Simon Max Bannister氏のアートワーク『Compression』。イベント名が『アフリカバーン(BURN)』ということで、最終日にはこのように、燃やせるモノはすべて燃やし尽くされます。燃え盛る炎にもまた、原始的でフシギな魅力が宿っていますね!

ちなみに、2014年度の開催は4月28日(月)~5月4日(日)とのこと。GWに海外旅行を計画されている方は、おもいきって『アフリカバーン2014』に参戦してみてはいかがでしょうか? あなたの人生観を大きく変える未知なる体験と、超ド級の感動が待っているはずです!


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