2015.07.18
夏ののどの不調にアーユルヴェーダ
お久しぶりです!忙しさにかまけてブログ更新の間があいていた間に、ニューナチュラルでアーユルヴェーダのブログを書き始めて1年経ちました!この1年で58ブログ書いて来れたのも、読んで下さっている皆さんのお蔭です♪ありがとうございます。
さて、今日はのどの不調のお話です。
この季節、のどの不調を訴える人が多いですよね。のどの不調は、気候の変化にカラダが対応できていない、言い換えると、甲状腺がちゃんと機能していないことが主な原因です。甲状腺は下の写真にある通り、ちょうどのどの辺りにあり、①体温の調節、②新陳代謝の促進、③脳の活性化、④心臓や胃腸の活性化などを司っています。
yamashita-clinic-iwakuni.comより
お外が暑いと、建物の中はたいてい冷房がかなり効いています。そんな”温暖の差”がある環境を行き来していると、カラダは大忙し。冷房の中で寒いと思えば、体温を上げ、外に出て暑いと思ったら体温を下げ、一日中この繰り返し。それでも体温をコントロールする甲状腺がきちんと機能していれば問題はありません。
でも、現代人は、夏は冷房、冬は暖房という文明の利器に頼るクセがついているので、カラダが甘やかされてしまって、外的環境の変化への対応能力が低下しています。こうして外気に合わせた体温調整能力が狂い始めると、のどの不調が引き起こされてしまうのです。
のどの不調に気づいたら…
1.うがい
お湯にターメリックと塩をひとつまみ入れて溶かします。それをひと肌まで冷ましてから、それを使ってうがいをします。
2.しょうが湯
以前ご紹介したアーユルヴェーダ的しょうが湯も、ターメリック同様に殺菌効果があるので、のどに効きます。
3.魚のポーズ
仰向けに寝てから、ひじを90度に曲げた状態で上体を上げ、腰から反らし、頭を後ろに垂らします。のど(甲状腺があるところ)をゆっくり伸ばします。このまま90秒キープします。このポーズは甲状腺を刺激してホルモン分泌を促してくれます。
予防するには…
アーユルヴェーダは予防医学です。日々のケアをしていれば、備えあれば憂いなしですよね。
1.上で触れたうがいを毎日する。
2.秋口・春先に、薄着(胴体部分は温かくして、袖部分を中心に)をしたり、脱ぎ着しやすい重ね着で、こまめに脱いだり着たりをして、厚着をしたままで肌を甘やかさない。また冷房・暖房もこまめにON/OFF。部屋に外気も時々入れる。
3.冷たい飲みモノを飲まない。暑いとつい冷たい飲み物に手が行ってしまいますが、冷たい飲みモノは体内を冷やしてしまいます。カラダの体温調整能力をいつも最大限に保ってあげるのには、飲み物は常温か温かいものを。
ちょっとした自分への気遣いと、ほんのひと手間かけてあげるだけで、カラダはみるみる耐性を取り戻し、自己治癒能力をアップします。ちょうど子供の頃、夏休みに朝顔の観察日記を描いていた時みたいに、毎日自分を見つめてあげる。ちょっとした違いに気がついたら、前日・1週間前・1ヶ月前にやっていたこと・食べていたものを思い起こしてみる。アーユルヴェーダのセルフケアは、そんなところから始まるのです。
~~~~~~~~~~~~~ お・し・ら・せ ~~~~~~~~~~~~~~~
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こんなクラスを創った想いをブログに綴ってみましたので、読んで頂けたら嬉しいです♪
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